ホロスリンとホロトキシン(ホロスリンの説明書にはホロトキシンの名前が出てこない)

ナマコは強力な抗真菌成分を含んでいます。何億年も前から海底でじっとほとんど動かずに生存している生物です。自らを防御する手段は体の一部を吐き出し、敵に提供することで生き延びてきているのです。
その時同時に魚毒成分を放出します。ほとんどの魚は退散するでしょう。また、いろいろな微生物にも耐えなければなりません。何億年もかかってこの成分を進化させてきたのでしょう。それがホロトキシン(当社の島田が命名)です。
ホロトキシンには何種類かありますが、とくに真菌に効果があるものがあります。それは、現在の化学でも合成できません。ですから天然ナマコから抽出するのです。当社ではその抽出成分をスティコプエキスと命名しています(世界的な成分名登録機関INCIに登録ずみ)。
製品(ホロスリンなど)にはホロトキシンの名前がでてこないので、時々質問をうけますが、ホロトキシンとは純粋な化学物質の名称で、スティコプエキスはそれを約90%含む天然成分なのです。天然成分のこだわりと、コスト面からスティコプエキスを使っています。
現在、機能食品(高齢化に備え高齢者の口腔内カンジタ症を防ぐ)としての研究も水産研究所や歯科大学などでなされており、技術的には確立されているようです。

[カンジタ菌] 真菌の一種カビの仲間、体力や免疫力が弱ると感染しやすい。真菌であるため抗生物質は逆効果になることがある。口腔内や膣内などに感染することがあり、その場合、ホロスリンはアルコールを含んでいるため使用できない。皮膚のカンジタ症にはホロスリンは十分な効果があります。