ほとんどの場合全く問題はありません。
ホロスリンに含まれているスティコプエキス(租ホロトキシン)は食用ナマコから抽出されたもので、口に入っても胃で加水分解され無害化されます。
現在、口腔内真菌症(老人性の口腔カンジタ症)の治療成分として研究され、安全性は確立されています。
溶媒のアルコールは50%で非常に濃度が高く、洋酒のジンと同等くらいです。
また、成分のサリチル酸は濃度が2%で医薬品で定められた最低濃度です。この濃度以下では医薬品とは認められず、化粧品やその他に安定剤などとして多用されています。
かつては、食品にも使用されていました。低濃度の天然サリチル酸は果物にも含まれています。
これらを総合的に判断しますと顔についた場合といわずとも、体の粘膜や眼等以外のどの部位に塗っても、サリチル酸やアルコールにアレルギーのない方の場合大丈夫だと思います。
これらにアレルギーがある方はご自分自身で既に、わかっておられるとは思いますが、ホロスリンでアレルギーが出た場合は直ちに病院で検査されるべきです。アルコールもサリチル酸もあまりにも一般的ですので、日常的に危険にさらされます。
万が一、飲み込んでしまわれた場合、病院で胃の洗浄をしてもらうのがよいと思います。特にお子様の場合はアルコールに耐性もなくまたサリチル酸によって胃が荒らされる可能性があるからです。
目に入った場合は多量の水で目を洗い、すぐに眼科治療をお受けください。アルコールによる激しいいたみに襲われます。
粘膜(膣内、口内)の場合は激しいアルコール刺激を受けるので多量の水で洗うのがよいでしょう。最悪病院で治療をお受けください。
睾丸部の場合は塗布二、三度目で痛みは無くなりますが最初は飛び上るほどしみると思います。インキンタムシの方はご辛抱ください。一応禁止部位になっていますが、痛みに耐えられる方には大変効果があると思います。